基本情報技術者試験について<前編:試験概要>

エンジニアであれば誰もが1度は耳にしたことがあり、登竜門とも言われる「基本情報技術者試験」。

今回はこの基本情報技術者試験の概要についてご紹介します。

基本情報技術者試験とは

国家試験である情報処理技術者試験の1つです。

高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能の有無、実践的な活用能力の有無を問われます。

試験開催日

毎年、春期試験として4月、秋期試験として10月に開催されています。

 

受験料

5,700円となり、情報処理技術者試験は消費税込みとなります。

 

申し込み方法

インターネットと郵送にて申し込みが可能です。

インターネットの方が、申し込み終了日が遅いのと諸々の手続きを考慮するとお勧めです。

 

試験時間・出題形式・出題数(解答数)

午前と午後の二部制で行われます。

午前は9:30~12:00(150分)にて行われ、午後は13:00~15:30(150分)にて行われます。

出題形式は、午前が多肢選択式(四肢択一)、午後は多肢選択式となります。

出題数は、午前が80問、午後は11問となります。

午前は用語の意味や基本的な計算など基礎的な内容が出題され、午後では午前の試験に対する応用的な内容が出題されます。

試験区分ごとの問題別配点割合は以下となります。

また、午後試験の分野別出題数は以下となります。

※必須・・・必須解答問題

○ ・・・選択解答問題

※ソフトウェア開発分野からは、C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフトの問題を1問ずつ出題し、その中から1問を選択して解答

 

出題範囲

出題範囲は主に、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3つの分野より出題されます。

それぞれの出題分野は以下になります。

合格ライン

午前、午後ともに100点満点中、60点が合格の基準点となります

午前、午後ともに60点以上の正解が必要であり、どちらかが下回ってしまうと不合格になります。

 

受験者数と合格率

直近5年間の受験者数と合格率は以下になります。

合格率は約30%、受験率は約70%であることがわかります。

体験談

基本情報技術者試験の学習方法や学習時間は、一般的に言われているものもありますが、試験を受ける方がシステムエンジニアなのか、そうでないのかにより異なります。

また、個人差もありますので、今回はあくまで個人的な体験談を参考情報として記載します。

 

難易度は「技術レベル2」ではありますが、出題範囲がとにかく広いです。

また、合格には午前、午後ともに60点以上が必要になりますので、まんべんなく理解する必要があります。

 

まず参考書を購入し、通勤時間などの移動時間などを利用し、ひたすら読みます。

一通り読むことで、出題範囲に対する出題される内容を大まかに掴むことができます。

筆者はエンジニアではないので、時間を掛けて学習する方法を選択し、参考書は二回通り読みました。

 

参考書を二往復することで、頭に入りやすいものと中々入りにくいものがわかります。

頭に入りにくいもの=苦手分野とし、再度それらを集中的に読み込みました。

 

ちなみに非エンジニアである筆者は、マネジメント系、ストラテジ系の分野は学習しやすく頭にも入りやすかった為、比較的解答も進みましたが、テクノロジ系、中でも基礎理論とアルゴリズム、技術要素のデータベースに関する内容は難しく、学習、試験ともに苦労しました。

 

参考書の読み込みを終えると練習問題に移ります。

これは移動時間を利用することが難しいので、帰宅後に毎日学習時間を定めて行いました。

 

練習問題を行う事で、試験範囲の内容がどのように問われ、解答するのかが身に付いてきます。

 

練習問題を終えると、試験に向けて過去問にトライします。

ポイントは時間制限です。

いずれも150分という限られた時間となりますので、時間を意識しながら行います。

 

ここまでの学習期間は約半年です。

春季試験後から始め、秋季試験に臨みました。

通勤時間等を利用し時間を作りながらの学習方法になった為、長いイメージです。

 

試験当日はこれまでの学習により得た知識を引き出すことも重要ですが、例え引き出すことができなかったとしても、問題文をよく読めば国語の文章問題のように解答を導き出すことができる問題があるので、わからない問題があっても諦めず、冷静に落ち着いて文章を読み解答することも重要です。

 

具体的には午後の試験が該当します。

例えば問題文の中に「アクセスした範囲を特定できなかった理由は、アクセスログを取得する設定にしていなかった為である」という文章があり、「アクセスした範囲を特定する為に今後必要となる対策は何か」という問題であった場合、間違いなく解答は「アクセスログを取得する設定に変更する」が該当しますので、あとは選択肢の中から、問題文より導き出した解答に一番近いものを選択します。

このように長文問題では、問題文の中に正解が隠されていることがあるので、落ち着いて問題文を読むことで解答を導くことが出来る問題もあると感じました。

 

解答はマークシートなので、解答の記載場所を間違えないよう、冷静に記載します。

当たり前ですが、わからない問題でも必ずマークします。

 

試験が終わったら、あとは合格発表を待つのみです。

これまでの自分を労い、ゆっくり休みましょう。

 

最後に

今回は前編として、これから試験を受ける予定の方に向け、基本情報技術者試験概要についてご紹介しました。

 

後編では、基本情報技術者試験はスキルアップにつながる資格なのか、についてご紹介します。

 

 

引用元

  • 情報処理推進機構ホームページより

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_3.pdf

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/oubosya_ruikei.pdf