管理会計システムとしてERPを活用した事例<ERP導入事例15>
ビーブレイクシステムズの製品MA-EYES(エムエーアイズ)の導入事例のなかには、社内のコスト分析資料作成の為に管理会計システムとして活用した事例があります。今回はこの事例について紹介します。
目次
社内システムとしての『MA-EYES』について
導入事例の対象製品として紹介する統合型業務管理システム(ERP)のMA-EYESについて簡単に紹介します。
本事例では、MA-EYESの案件管理機能及びプロジェクト管理機能にて予算及び予定の売上/原価情報を作成し、売上や原価の実績は各既存システムから取込むことにより、予算及び予定に対する実績を確認可能な分析帳票の出力を可能としています。これ以外にもさまざまな分析帳票を利用しています。
今回の事例について
事例企業
- 業種:システム開発
- 利用者数:500人
システム利用状況
- 自社開発のシステムを利用しコスト分析を実施していた。
システム導入前の課題
- 老朽化した自社開発のシステムに代わる新システムを導入する必要があり、パッケージ製品を導入することで社内の保守工数を削減したい。
- 社内の業務管理が複数システムで構成されている為、コスト分析の為の情報収集が煩雑となっている。
システムによる解決方法
- ビーブレイクシステムズにてシステムのメンテナンスやサポートを実施する為、社内の作業負荷が軽減される。
- 様々なシステムからMA-EYESへデータを連携し、情報を一元管理することで、重複入力や各種分析業務の負荷を軽減する。
システム導入範囲と実現した内容
導入したシステムの概要図は以下のとおりです。
- 次年度の”予算”情報を案件単位で登録。登録内容は、売上及び原価情報の”予算”として活用。
- 当該年度、プロジェクトが稼働するタイミングで、案件画面の情報を引き継ぎプロジェクト管理画面にて売上/原価”予定”情報を登録。要員計画等変更があればプロジェクト情報を修正。(この事例では案件コードとプロジェクトコードが異なる為、案件とプロジェクトを紐づけるための統一コードを利用)
- 勤怠管理システムよりプロジェクト別の実績工数を取込むことで、プロジェクト別の労務費をMA-EYESで計算し実績として反映。
- パートナー(外注)の実績情報は、作業実績入力にてプロジェクト毎に実績を付けることで外注費の原価を計算。
- 間接費は、MA-EYESの振替伝票機能で配賦元の原価情報を登録し、設定された配賦基準や配賦パターンに応じて原価を部門別・プロジェクト別に配賦。
- その他、売上や経費等の実績は会計システムから取込む。取込む実績は全てプロジェクトに紐づく想定。(請求機能は売上実績を作成する為の機能として利用)
- 上記より、売上/原価の予算・予定に対する実績を分析帳票として出力したり、プロジェクト別の労務費・外注費等の各種分析用帳票を出力可能となる。
- その他、補足としては周辺システムとの連携にあたりマスタの連携やプロジェクトコードの連携等を実施し、二重入力は極力省く。
是非、お問い合わせください
管理会計システムに特化したERPパッケージシステムの導入事例について紹介しました。いろいろなシステムの形を模索している方に本記事が参考情報として少しでも役立てば幸いです。
また、記事の中でご紹介したERP『MA-EYES』についてご興味いただけましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。
MA-EYESに関するお問い合わせ
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筆者プロフィール
- 霊長類最強botが好きです。
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