電子帳簿保存法対応を想定したERP導入事例<ERP導入事例21>

ビーブレイクシステムズのクラウドERP「MA-EYES(エムエーアイズ)」のプロジェクト管理機能は、プロジェクト毎の売上や原価の予実管理を実施することでリアルタイムに収支を確認することができます。また、MA-EYESではプロジェクト管理機能の他、案件(見込)や見積、購買・経費、請求といった機能があり、業務を統合的に管理することが可能です。

各機能の中には改正電子帳簿保存法に対応する為、MA-EYESより発行した見積書や請求書の控え及び経費精算時に添付された請求書や領収書をClimberCloudに連携させる機能も要しています。

※ClimberCloudとはNTTデータビジネスブレイン社が提供している製品で、電子帳簿保存法の法的要件に則りデータ管理が可能なツールです。

改正電子帳簿保存法に関しては以下の記事に詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

2022年1月から電子帳簿保存法の何が変わる?改正のポイント解説

 

本事例では販売管理システムと電子帳簿保存法対応を見越したシステム導入事例を紹介します。

 

今回の事例について

事例企業

  • 業種:システム開発業
  • 利用者数:150人

 

システム利用状況

  • 業務毎に異なるシステムを導入していた。

 

システム導入前の課題

  • 管理業務における統一した基幹システムが導入されておらず、データが散在している為、データの一元管理ができていない(マスタ連携も必要となっている)。
  • 在宅勤務主体の働き方への移行が必須となった。
  • 個別に導入したシステムによってはデータ抽出機能が弱く、また各システムからデータを抽出しても集計・加工に手間がかかる為、経営分析に必要なデータをスムーズに得られない。
  • 改正電子帳簿保存法に対応したい。

 

課題に対してシステムでの解決方法

  • MA-EYESで業務を統合管理することで、多重入力および転記ミスをなくしデータの一元管理を実現。
  • 在宅勤務時は、VPNにてお客様の会社へ接続することで、MA-EYESを利用可能に。
  • MA-EYESにてデータの一元管理が可能となる為、プロジェクト毎の収支や要員の稼働状況などさまざまな情報を分析帳票として出力することができる。分析帳票は、Excelにて出力される為、必要に応じて二次加工し利用することも可能。
  • 経費精算(支払申請時)に添付した被請求書や領収書をClimberCloudにバッチ連携可能な為、電子帳簿保存法の要件に則りデータ管理することが可能。

 

システム導入範囲と実現した内容

導入したシステムの概要図は以下のとおりです。

 

■導入システム概要図 ※ClimberCloudの導入・連携はMA-EYES稼働後に対応する。

 

  • 改正電子帳簿保存法への対応は、以下のとおり。

(1)MA-EYESの経費申請機能の経費明細毎に被請求書や領収書を添付する。

(2)バッチ処理にて(1)に添付されたデータと入力された情報(日付、金額、取引先など)をClimberCloudに渡す。

(3)ClimberCloudへ登録後、ClimberCloudより文書(保管)IDと保存日時がMA-EYESに返され、連携元となる経費明細に文書(保管)IDと保存日時が反映される。

(4)(3)によりMA-EYES側からもClimberCloudのどこに保管されているか確認可能となる。

※本事例では経費申請(支払申請)に関する被請求書や領収書を対象にしていますが、MA-EYESより発行する見積書、注文書、請求書、発注書の各種控えも標準機能でClimberCloudに連携可能です。

 

是非、お問い合わせください

電子帳簿保存法対応を想定したERPパッケージシステムの導入事例について紹介しました。システムの導入や利用中のシステムをリプレイスしたいと考えいている方に本記事が参考情報として少しでも役立てば幸いです。

 

また、記事の中でご紹介したERP『MA-EYES(エムエーアイズ)』についてご興味いただけましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。

 

MA-EYESに関するお問い合わせ

 

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