クラウドERP「MA-EYES」に追加された4つの新機能を紹介します

クラウドERP「MA-EYES」に新機能『プロジェクト台帳』が追加されました や クラウドERP「MA-EYES」に3つの新機能追加! にて紹介したように、最近ビーブレイクシステムズが提供しているクラウドERP「MA-EYES」に4つの機能が追加されました。

今回は4つの新機能についてその活用方法や機能追加の背景を紹介します。

1. 「プロジェクト台帳」

■新機能概要

「プロジェクト台帳」では、プロジェクトに紐づく各種情報(請求、販売物品、アサイン/作業実績、発注計画/購買申請、経費申請、伝票仕訳)をひとつの画面で確認することができます。

この画面から推移して詳細情報を確認することも可能です。

 

■機能追加の背景

クラウドERP「MA-EYES」は、プロジェクトに対して請求情報や発注情報、工数情報や経費情報を紐づけることで一元的かつ詳細なプロジェクト収支管理を実現するシステムです。

ただ、従来の「MA-EYES」ではプロジェクトに紐づく情報を一括で確認・把握する方法は持っておらず、プロジェクトマネージャーが各画面に遷移してプロジェクトに紐づく情報を確認する必要がありました。

そういったお客様の声をヒントに作成されたものが、この「プロジェクト台帳」という機能です。

 

  • 請求や発注など特定業務の担当者は従来通り各画面で情報確認を行い
  • プロジェクトマネージャーは「プロジェクト台帳」で各種情報を一覧で確認する

といった使い分けができるため、これまでより容易にプロジェクトの状況把握が可能となります。

 

2. 「プロジェクト収益性一覧」

■新機能概要

「プロジェクト収益性一覧」では、指定した条件に合致するプロジェクトを一覧で表示し、その売上/原価/粗利の予定と見込を確認することが可能です。

条件を絞り込むことで、得意先毎/部署毎などの見たい粒度でプロジェクトの収益性が確認できます。

 

■機能追加の背景

「MA-EYES」には「プロジェクト収益性」という、プロジェクト毎に各月の売上/原価の予実を確認できる機能が存在します。

「プロジェクト収益性」はプロジェクトの収支状況を比較的リアルタイムに確認できるためこれまでも多くのお客様にご利用いただいておりました。

ただ、プロジェクト“単体”の収支を確認する機能のため、お客様からは「“複数”のプロジェクトの収支状況を確認できるようにして欲しい」といったご意見を頂くことが多々ありました。

 

そこでビーブレイクシステムズは「プロジェクト収益性一覧」という機能を開発し

  • 特定のプロジェクトの収支状況を確認するための「プロジェクト収益性
  • 得意先別、部署別など複数のプロジェクトの収支状況を確認するための「プロジェクト収益性一覧

と、様々な視点からプロジェクトの収支状況を確認できるように改善しました。

 

「プロジェクト収益性一覧」によって、従来の「MA-EYES」と比べて、経営判断に必要な情報をより素早く入手することができると考えています。

 

3. 「当初修正予算実績対比表」

■新機能概要

「当初修正予算実績対比表」は「MA-EYES」からExcelファイルで出力できる帳票の1つとして追加されたものです。

プロジェクトを指定して「当初計画した予算値」と「プロジェクトの途中で修正した予算値」、「プロジェクトに登録されている最新の予算値」、「実績値」を一覧で比較することができ、各時点から見た実績値との差異はどうなっているか、プロジェクトが滞りなく進んでいるかなどを確認することができます。

 

■機能追加の背景

従来の「MA-EYES」には、「承認された最新の予算値」と「実績値」を確認する帳票が存在しましたが、「当初計画した予算値(修正前の予算)」を確認するための機能は備わっていませんでした。

お客様の中には、1年以上などの長期間でプロジェクトを実施されているケースもあり、プロジェクトの進捗具合によって最初に立てた予算を途中で変更することが想定されます。

そういったケースに対応するため、予算の中でも「当初予算」「修正予算」「最新予算」というように履歴を持たせることで「当初修正予算実績対比表」にて各時点における予算値と実績値の対比が可能となりました。

 

長期間のプロジェクトにおける

  • 完了した時に黒字になるか赤字になるかが見えづらい
  • 最終的に、最初に立てた予算を大幅に超えてしまった

などの課題を解決するためにお役立ていただけると考えています。

 

4. 「営業担当別受注額一覧表」

■新機能概要

「当初修正予算実績対比表」に加えて、「営業担当別受注額一覧表」も「MA-EYES」からExcelファイルで出力できる帳票の1つとして追加されたものです。

プロジェクトに紐づく「売上高」とは異なり、営業担当者毎の「受注金額」が表示されます。

受注額の表とあわせてグラフが出力されるため、直観的に営業担当者毎の受注状況を把握することが可能です。

 

■機能追加の背景

従来の「MA-EYES」では、プロジェクト毎、部署毎、得意先毎の「売上予定金額」「売上高」を確認することはできましたが「各営業担当がいくら受注したのか」という情報は持っていませんでした。

そういった中でお客様からは、「プロジェクトの収支管理と同時に、営業担当者の成績管理も行いたい。」、「営業も利用するシステムなので、目標を定めるための目安となる情報が欲しい。」といったご要望をお伺いし、今回の機能追加に至りました。

しかし元々「MA-EYES」には「受注金額」という概念がなかったため、プロジェクトを登録する画面に「売上予定金額」とは別に「受注金額」を登録するための項目を追加しました。

画像のように、1つのプロジェクトに対して複数の営業担当者が関わるケースも想定しプロジェクト全体の金額を担当者毎の「受注金額」として分配できる仕様となっています。

 

  • プロジェクトに対して「受注金額」を登録
  • 「営業担当別受注額一覧表」で営業担当者毎の「受注金額」を集計

これらを行うことにより営業担当者の成績管理に役立つ情報が入手できるようになりました。

最後に

「MA-EYES」ではこれからも、実際にご利用いただくお客様の声を第一に、利便性の向上、機能の拡張などを実施してまいります。「システム導入に不安がある」「収支管理の課題を解決したい」といったお客様でも、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。

 

参考記事:

クラウドERP「MA-EYES」に新機能『プロジェクト台帳』が追加されました

クラウドERP「MA-EYES」に3つの新機能追加!

 

※掲載のデータは発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、予めご了承下さい。

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