ERPシステムと連携可能なIDaaSサービスのご紹介:ITツール・サービス徹底比較
IDaaSサービスは、クラウドシステムのIDやパスワードを管理させることで各システムへのログイン負荷の軽減(シングルサインオン)や、アクセスコントロールやログ管理機能によりセキュリティ対策を向上できる非常に便利なサービスです。もちろん対象となるシステムがERPであっても同様に、IDaaSサービスにてパスワードなどを管理することができます。
そこで今回はビーブレイクシステムズが開発・販売しているクラウドERPのMA-EYESと現時点で連携可能なIDaaSサービスをいくつか紹介します。
目次
クラウド型ERPパッケージシステム『MA-EYES(エムエーアイズ)』について
当社が開発・販売をしているクラウド型基幹業務管理システム(クラウドERP)のMA-EYESについて簡単に紹介します。
MA-EYESはプロジェクト毎のアサイン予定や外注予定などの原価予定と対する実績を正確に管理することのできるプロジェクト管理機能を中心としたクラウド型ERPパッケージです。
自由度の高さが特長であり、画面項目の追加や帳票フォーマットの追加・修正ができるほか、パッケージシステムでありながら業務に合わせたカスタマイズも柔軟に行うことが可能です。
また、申請・承認機能を始め、権限設定機能やログ管理機能、各種履歴確認機能なども搭載されており、内部統制へも対応したシステムとなっております。
IDaaSとは
IDaaSとは「Identity as a Service」の略称であり、業務で利用するシステムへログインするために必要となるIDやパスワード情報を管理し、システムを利用時にそれらの入力を行うことなくログインすることができるシングルサインオン機能や、アクセス制限やログの管理機能が搭載されたクラウドサービスです。
以下にIDaaSやIDaaSサービスの比較について記事にしていますので確認ください。
クラウド時代のID管理「IDaaS」で業務効率をアップしよう:ITツール・サービス徹底比較 |
MA-EYESと連携可能なIDaaSサービスのご紹介
ここからはERPと連携可能なIDaaSサービスとして、MA-EYESと連携可能なサービスを2つほどご紹介します。
Gluegent Gate(サイオステクノロジー株式会社)
https://www.gluegent.com/service/gate/
Gluegent Gateはサイオステクノロジー株式会社が提供するシングルサインオン、アクセス制御、統合アカウント管理、監査機能をメイン機能としたIDaaSサービスです。
シングルサインオン機能では様々な連携に対応しており、例えばSAMLなどの外部認証機構に対応していないクラウドサービスであっても対応することが可能となっています。※汎用 WEB アプリ連携(代理認証)機能
アクセス制御機能ではアクセス制限(ネットワーク、端末、人、時間帯による制限)と多要素認証(例えば本人認証としてワンタイムパスワード認証とし、端末認証としてはクライアント証明書認証を設定するなど)などによりセキュリティを強化することが可能です。
操作ログや利用状況などもレポートとして出力することもできます。
価格体系としては、3つのエディション(Business / Enterprise / Unlimited)があり、1ライセンスあたり月額100円(税別)より提供されています。
より詳細な情報は製品サイトをご確認ください。
https://www.gluegent.com/service/gate/function/
ネクストセット・シングルサインオン for Microsoft365(株式会社ネクストセット)
https://www.nextset.co.jp/sso.html
ネクストセット・シングルサインオン for Microsoft365は株式会社ネクストセットが提供するシングルサインオン、アクセス制御、ログイン履歴機能をメイン機能としたIDaaSサービスです。
シングルサインオン機能ではSAML認証に対応した製品との連携の他、「代行入力」機能によりSAML認証に対応していないレガシーWebシステムでもサインイン連携が可能となっています。
アクセス制御機能では、office365へのアクセスをIPアドレスや端末で制御し、許可されていないユーザ、場所、端末からのアクセスを禁止することが可能です。また、クライアント証明書を発行することで利用端末を制御することもできます。
ログイン履歴機能では、ログインID、アクセス日時、IPアドレスなどを管理することができ、ログイン履歴を一覧で表示することも可能です。ログインログの保存期間は1年間ですが、追加料金により延長も可能です。
より詳細な情報は製品サイトをご確認ください。
https://www.nextset.co.jp/sso.html
最後に
今回はERPと連携可能なIDaaSサービスについて、MA-EYESを例に紹介しました。業務の効率化を目的にIDaaSサービスの導入を検討されている皆様へ本記事が参考情報として少しでも役立てば幸いです。
また、記事の中でご紹介したERPパッケージシステム『MA-EYES(エムエーアイズ)』についてご興味いただけましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。
MA-EYESに関するお問い合わせ
※掲載されている商品名またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
※本記事の正確性については最善を尽くしますが、これらについて何ら保証するものではありません。本記事の情報は執筆時点(2023年7月)における情報であり、掲載情報が実際と一致しなくなる場合があります。必ず最新情報をご確認ください。
筆者プロフィール
- 統合型基幹業務パッケージ(ERP)「MA-EYES(エムエーアイズ)」 及びクラウド上で提供されているマネジメントツールをご提案する「コネクテッド・クラウド」の営業を担当しております。
MA-EYES:https://www.bbreak.co.jp/maeyes/
コネクテッド・クラウド:https://www.bbreak.co.jp/connectedcloud/
【オンラインセミナー定期開催中】法改正、IT導入補助金、内部統制、業務の効率化など
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