雑誌広告、マーケティング業へのERP導入事例<ERP導入事例16>
ビーブレイクシステムズのERP製品MA-EYES(エムエーアイズ)は、広告業向けのテンプレートを持っており、導入実績が多くあります。
広告業と言っても、セールスプロモーション、交通広告、雑誌広告等、さまざまなジャンルがありますが、今回は広告業の中でも主に雑誌広告を取り扱っている企業への導入事例をご紹介します。
目次
統合型業務管理システム『MA-EYES』について
導入事例の対象製品として紹介する統合型業務管理システム(ERP)のMA-EYESについて簡単に紹介します。
MA-EYESは当社が自社で開発・販売を行っている、案件ごとの売上/原価を正確に管理することのできる販売管理機能を中心としたERPです。また、申請・承認機能を始め、権限設定機能やログ管理機能、各種履歴確認機能なども搭載されており、内部統制に対応したシステムです。
今回の事例について
事例企業
- 業種:広告業(主に雑誌広告、マーケティング)
- 利用者数:100人
- 売上高:非公開
システム利用状況
- スクラッチにて開発したシステムを利用していた。
システム導入前の課題
- 経営指標の基になるデータを取得することが困難。
- 雑誌広告の業務管理の一環で配本管理があり、配本管理もシステム化したい。
- 会計システムとの連携ができておらず、経理業務に負荷がかかっている。
- サーバー管理の手間が発生している。
システムによる解決方法
- MA-EYESにて各種業務を一元管理することで、経営指標の基になるデータの集約・管理し、分析に必要なデータの出力を可能とする。
- 雑誌マスタ機能、配本管理機能をシステム化することで、雑誌情報のマスタ管理、雑誌の見本及び在庫数量の管理を可能とする。
- MA-EYESにて生成した仕訳データを出力し会計システムに連携することで経理業務の負担を軽減する。
- ビーブレイクシステムズが提供するホスティングサービスを利用することにより、サーバー管理の負担を軽減する。
システム導入範囲と実現した内容
導入したシステムの概要図は以下のとおりです。
- 営業品目にて商品の売上情報/仕入情報のマスタを登録。配本業務に関係する商品は雑誌マスタに配本に関する情報を登録。
- 案件が発生したタイミングで注文画面から営業品目の情報を呼び出し、売上明細/仕入明細等の情報を登録。
- 注文画面の売上明細登録後の業務の流れとして、納品(納品書発行)、請求(請求書発行)の順に処理を実施。月次締め処理にて売上計上処理をすると、請求情報より売掛金の仕訳データを生成。
- 注文画面の仕入明細登録後の業務の流れとして、発注(発注書発行)、検収(検収書発行) の順に処理を実施。月次締め処理にて原価計上処理をすると、検収済みの情報より買掛金の仕訳データを生成。
- 雑誌管理機能では無償や有償で配布する雑誌の在庫を管理。また、雑誌管理機能で在庫管理するだけでなく、雑誌の発注及び支払申請処理や、得意先への請求処理も対応可能に。支払申請や請求の情報から、買掛や売掛の仕訳データ生成も実施。
- 上記にて生成された仕訳データをCSVで出力し、会計システムに取込む。
- MA-EYESに登録されている営業品目や商品媒体、売上/仕入情報などの情報を用いて 各種分析データを出力。
是非、お問い合わせください
今回は雑誌広告、マーケティング業へのERPパッケージシステムの導入事例について紹介しました。システムの導入や利用中システムのリプレイスを検討されている皆様へ本記事が参考情報として少しでも役立てば幸いです。
また、記事の中でご紹介したERPパッケージシステム『MA-EYES』についてご興味いただけましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。
MA-EYESに関するお問い合わせ
※掲載されている商品名またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
筆者プロフィール
- 霊長類最強botが好きです。
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