ERPにおけるオンプレからクラウドへの推移

近年、ERPのクラウド利用が増えており、オンプレからクラウドに移行しているのはご存知でしょうか。クラウド市場ではクラウドが年々増加傾向にあり、今後もその流れは止まらないようです。

本記事では、ERPにおけるオンプレからクラウドへの推移について紹介します。

 

オンプレとクラウドとは

そもそもオンプレとクラウドとは何かについて説明します。

オンプレは、オンプレミス(on-premises)の略称で、サーバやソフトウェアなどを自社で保有し運用する形態を指します。

クラウドは、サーバやソフトウェアなどをインターネット上で利用する形態を指します。クラウドの提供形態には、大きくSaaS、PaaS、IaaSの3つに分類されており、現在ではSaaSが主流になっています。

 

クラウド利用の増加

冒頭でもお伝えした通り、年々クラウド利用は増加しています。総務省が「令和4年版情報通信白書」内でクラウドサービス市場の動向を公表しています(第2部 第6節 『8 クラウドサービス市場の動向』)。この動向をみると、2017年以降クラウド利用は増加しており、2024年の予測も高い数値となっています。

 

また、2023年11月に、ビーブレイクシステムズが実施した「ソフトウェア・情報サービス業」向けの業務システムに関するアンケートによると、ERPを導入している企業のうち、約5割がクラウドを利用していると回答していました。

詳しい調査結果についてはこちらからダウンロードできます。

ソフトウェア・情報サービス業の業務システムの活用状況の実態調査

 

オンプレからクラウドへ移行している理由

オンプレからクラウドへ移行している理由については2点あると考えます。

 

1点目は、2018年に経済産業省が発表したDXレポートによるDX推進です。

DXといっても様々ですが、DXの一環として、データ騒動型ビジネス(あらゆるデジタル化されたデータを活用し、企業の経営やビジネスに活かす)というものがあり、「データを適切に管理する」という点からICT基盤を強化するためにクラウドを活用するという会社が増えているのではないかと考えます。

 

DXレポートについては以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

「2025年の崖」を乗り越えるためのクラウドシステム活用

 

2点目は、2020年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機としたオフィスの移転や縮小に伴うものです。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって働き方が大きく変化し、2020年以降デジタル化、さらにクラウドへの重要性が高まったのではないかと考えます。

 

 

MA-EYESのオンプレからクラウドへの推移

ビーブレイクシステムズが提供しているERPシステム「MA-EYES」が、オンプレからクラウドへのどのように推移しているのかを年別に見ていきたいと思います。

 

MA-EYESとは…

MA-EYESは「プロジェクト」単位での収支管理、原価管理を得意としたクラウドERPです。受発注管理、経費、請求、勤怠・工数などの基幹業務を一元管理できるシステムです。

製品URL: https://www.bbreak.co.jp/maeyes/

 

赤線がクラウドで、青線がクラウド以外とし、2018年から2023年の6年間を抽出しました。

MA-EYESのクラウド利用は先述のアンケート調査結果同様、2019年以降、毎年50%を超えています。

 

MA-EYESの導入形態には、一括(買取型)、SaaS+、SaaS(月額利用型)があります。MA-EYESは元々オンプレ主体で販売してきましたが、クラウド化が進み、そのニーズに応えるため、2012年からクラウド型(SaaS型)の販売を開始しました。

 

クラウド型の製品は一般的にカスタマイズせず、製品に業務を合わせて利用するケースが多いですが、最近ではクラウド型でありながらカスタマイズできる製品もあります。

MA-EYESもクラウド型でありながら、カスタマイズができ、一括よりも初期費用を抑えることができるSaaS+というバージョンを2023年から販売開始しました。

MA-EYES SaaS+についてはこちら

クラウドERP MA-EYESに新しい提供方法SaaS+が追加

 

 

オンプレとクラウドを選択した理由

それでは次にオンプレとクラウドを選択した理由について、MA-EYES提案時によく聞く理由をいくつか紹介します。

 

オンプレの場合

1つ目は、「カスタマイズの自由度が高い」。
クラウドに比べると、カスタマイズしやすい部分があり、システムを自社の業務に合わせることができるという点です。

2つ目は、「自由に環境構築を行うことができる」。
オンプレの場合、自社でサーバ調達できるので、自由に環境構築することができます。自社のセキュリティ要件が高いため社内ネットワーク内に構築したい、という要望にも対応することができます。

3つ目は、「稼働までのサポートが手厚い」。
要件定義、設定開発、移行、教育などの工程をベンダー主導する製品が多く、稼働までのサポートが充実しています。

 

クラウドの場合

1つ目は、「初期費用を安く抑えたい」。
会社の規模や予算の上限など会社によって様々ですが、やはり費用を抑えたいからという理由は多いです。製品によっては初期費用0円~という製品もあるので、予算重視だと、初期費用を抑えるというのは大事なポイントになるといえます。

2つ目は、「早く稼働できる」。
オンプレに比べると、稼働までのスピードが早いので、早めに稼働したい、いつまでに稼働しなければならないという期限が迫っている場合など、スケジュール面でクラウドを選択する会社もあります。

3つ目は、「場所を問わず利用できる」。
クラウドは、インターネットがつながる場所であれば社内システムの利用やデータ共有ができるので、2020年以降のリモートワークの普及により、場所を問わず利用できるというのは会社にとって大きなメリットといえるかもしれません。

他には、自社のシステム運用の人手が足りないので、「システム運用を簡略化したい」や、今はクラウドの時代だからといった「時代的に」という理由、自社運用に課題があると感じているので、「システムに業務を合わせたい」という考え方からクラウドを選択する会社もあります。

 

まとめ

オンプレからクラウドへの推移や、それぞれを選択する理由についてまとめました。オンプレからクラウドへ移行している=クラウドの方が良いというわけではなく、システムのご利用人数や予算、スケジュール、ニーズなどを踏まえた上で、どちらが会社にとって良いのかしっかり考える必要があると思います。

記事の中でご紹介したMA-EYESはオンプレ、クラウドどちらにも対応しています。ERPシステム検討中の方は、お気軽にご連絡ください。

 

 

MA-EYESに関するお問い合わせ

 

筆者プロフィール

miwa
miwaビーブレイクシステムズ
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