プロジェクト管理機能を活用した印刷会社へのERP導入事例<ERP導入事例17>

ビーブレイクシステムズの製品MA-EYES(エムエーアイズ)のプロジェクト管理機能は、プロジェクト毎の売上/原価予実管理を実施することでリアルタイムに収支を確認することができます。本機能をご利用中の主な業種はシステム開発業やコンサルティング業などですが、他業種においてもプロジェクト管理機能を活用している企業もいます。今回はその中の一つ、印刷会社のシステム事例を紹介します。

 

統合型業務管理システム『MA-EYES』について

導入事例の対象製品として紹介する統合型業務管理システム(ERP)のMA-EYESについて簡単に紹介します。

MA-EYESは当社が自社で開発・販売を行っている、案件ごとの売上/原価を正確に管理することのできるプロジェクト管理機能を中心としたERPです。申請・承認機能を始め、権限設定機能やログ管理機能、各種履歴確認機能なども搭載されており、内部統制へも対応したシステムです。

 

 

今回の事例について

事例企業

  • 業種:印刷業、ショップの企画・運営、グッズの企画・制作・販売
  • 利用者数:150人

 

システム利用状況

・他社のパッケージシステムを利用していた

 

システム導入前の課題

  • 既存のパッケージをカスタマイズして原価管理を実施していたが、自社業務に即した原価管理ができなくなってきている。
  • グループウェア、案件管理、販売管理、在庫管理、経費管理、勤怠管理、原価管理などを統合的に管理しておらず、スムーズな情報共有ができない。特に自社製品に関する在庫管理に関して情報共有ができていないため、改善したい。

 

システムによる解決方法

  • MA-EYESのプロジェクト管理機能を利用し、現状業務に合った原価管理を実施する。
  • MA-EYESにて、グループウェア、案件管理、販売管理、在庫管理、経費管理、勤怠管理、原価管理等々の機能を利用し業務を統合的に管理することで情報共有を容易にする。自社商品の情報共有についても在庫管理を利用し実現する。

 

システム導入範囲と実現した内容

導入したシステムの概要図は以下のとおりです。

 

  • 案件(見込)、見積、プロジェクト管理を利用することで案件から受注までのプロセスを管理する。
  • 1つの案件(見込)から複数の見積を提示することがあり、案件管理から見積を作成することにより複数見積の提出状況の管理可能とし、かつどの見積で受注をしたかの管理も可能とする。
  • 自社製品の製造情報をプロジェクト管理へ登録し、工数や経費情報をプロジェクト毎に登録し原価管理を行う。
  • 自社製品完成後は在庫発注機能等を利用し、入庫処理を行った後、振替伝票機能を利用し対象商品へ原価情報を登録する。
  • 在庫商品は出荷指示を行い、ピッキングリストを出力し、出荷完了後は出荷完了登録を行う。※出荷完了すると売上原価の仕訳が生成され商品の在庫管理も可能としている。
  • 印刷業務においては、印刷に関わる労務費、材料費、経費、外注費の原価管理を行う。※印刷工程等の管理は本事例ではスコープ外
  • プロジェクト管理に請求予定情報を登録し、請求予定情報から請求処理を行う。
  • 月次締め後、会計システム連携用の仕訳データ(売上/原価)を出力し、会計システムへ手動で仕訳データを取込む。
  • 上述のとおり、業務をMA-EYESにて統合的に管理することで、各社員がMA-EYESにアクセスするだけで案件、見積、プロジェクトの収支(売上/原価)、商品の在庫状況、購買・経費、請求等の状況をすぐに確認でき、スムーズな情報共有を実現した。

 

是非、お問い合わせください

印刷業へのERPパッケージシステムの導入事例について紹介しました。システムの導入や利用中システムのリプレイスを検討されている皆様へ本記事が参考情報として少しでも役立てば幸いです。

 

また、記事の中でご紹介したERPパッケージシステム『MA-EYES』についてご興味いただけましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。

 

MA-EYESに関するお問い合わせ

 

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