リモートワークに新しい選択肢を!コワーキングバスツアーに参加しました
9月26日(木)「コワーキングバス in 勝浦」第一回に参加してきました。
こちらは勝浦市の移住・定住促進事業の施策として五反田でベイカンシーオフィスゴタンダというコワーキングスペースを運営する株式会社トゲルが企画している「コワーキングバス」という新たな取り組みで、近年増えているコワーカーが地域のスペースでリモートワークをする際に、移動中のバスの中でも仕事ができる環境を整え、コワーキングバスに乗って地域へリモートワークするという新しい選択肢を提供することが目的となっています。
トゲルの小山社長が勝浦で仕事とサーフィンをする生活を1年ほどしており、その中で遠方へ移動をする際にネックとなる移動時間を活用して仕事ができるバスがあったら良いのでは、と考えたところからスタートしたそうです。
本記事は記念すべき初開催に参加をした体験レポートになります。
目次
1日のスケジュール
9:00 集合
五反田のコワーキングスペース(VACANCY OFFICE GOTANDA)へ集合
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9:20 出発
バスで勝浦市へ向かいます。(約2時間)
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11:20 勝浦到着
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11:30 ネクストレベル社工場見学
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12:15 ランチ 勝浦タンタンメン
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13:15 コワーキングスペースへ移動
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13:30 リモートワーク
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16:00 帰路
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18:30 解散
体験レポート
9:00 コワーキングスペース「VACANCY OFFICE 五反田」に集合。
解放感のあるアットホームなスペースでバスを待ちます。
知り合い同士で参加されている方も多く、談笑をしたり仕事をしたりと自由に過ごしていました。
参加者は15名で男女比は2:1程度。
9:20 バスに乗り込みいよいよ勝浦へと出発です。
バスの内装はシャンデリアなどがあり、いかにも高級そうな車でした。
絨毯とスリッパのあるトイレまで!
運行を担当する株式会社JTB様の話によると各座席に電源があるバスを探したところ、こちらのバスが見つかったとのこと。運転手2名で栃木県から来ていただいたそうです。
バスの中では2つ並んだ各座席に一人で座りました。
座席は前座席との距離が通常のバスに比べて離れていて、広々としています。
早速PCを取り出し作業開始。
備え付けのテーブルはパソコンを置くには小さすぎましたが、膝の上で十分に作業ができました。
しかし、問題は車酔いです。
1時間半ほど作業していると、さすがに気分が悪くなってきました。周りの方たちも同じタイミングでパソコンを閉じて景色を見始めていました。
ちょうどその頃、高滝湖という休憩所に到着しました。
外の新鮮な空気を吸ったら気持ち悪さは一瞬でなくなりました。
快晴です!
11:40 ネクストレベル社へ到着
サーフィン用のオーダーメイドウェットスーツを手作業で作成している会社です。
社長の船橋さんも元プロサーファーであり、多くのプロサーファーが愛用しているそうです。
工場という言葉のイメージとは全く異なるお洒落な職場でした。
一通りの作成工程を見せていただきましたが、社長も含め働いている人達が皆活き活きとお仕事されていたのが印象的です。
12時になると社員がぞろぞろと海へ出ていきます。
なんと従業員の方もサーファーで昼休みや出勤前に波に乗りにいくそうです。
好きなことを仕事にして自由な働き方をしている人達は輝いて見えました。
12:15 勝浦タンタンメン
辛いと聞いていたので食べられるか不安でしたが、無事完食しました。
とても美味しかったです。
辛いのが苦手な方は中華そばへの変更も可能です。
13:00 廃校の小学校「シェアキャンパス 清海学園」へと出発
途中で勝浦市役所の方達と合流をして勝浦市の見どころについて語っていただきました。
13:20 清海学園に到着
元職員室がコワーキングスペースとなっていました。
到着すると、希望者のみで学校見学をします。
椅子や机などがそのままになっている教室もあれば、企業が買い取ってコワーキングスペースとして利用されている教室もありました。
学校から徒歩5分ほどのところに海があります!
14:30 希望者のみ銭湯「松の湯」へ
松の湯は100年以上の歴史があり、薪を燃やして水をあたためる昔ながらの方法を今も継承している千葉県最古の銭湯です。
しかしながら、利用者の減少や施設の老朽化、店主の高齢化、薪の不足など多くの課題を抱えており、継続するにはどうしたら良いかを考えるべくやってきました。
松の湯の店主に話を伺ったところ、船で来られる方が外国人に代わってきたことで、湯船につかる習慣のある方が減っていること、常連のお客様も高齢により来ることが難しくなっていることなどを話されていました。
ロッカーには来たくても来られない常連のお客様の荷物がそのまま残されており、店主の優しさが感じられました。
木のロッカーや体重計など昔のままです。
筆者の意見ですが、お客様の中には大学生もいるそうで、学生をターゲットにレトロな世界が持つ面白さを押し出し、あるいは学生が集まる理由を作り、興味を持ってもらうのが良いのではと考えました。
銭湯という日本の貴重な文化が今後も末永く受け継がれていくことを願っています。
16:30 バスに乗って五反田へ戻ります
バスは後部座席が向かい合わせのサロン席になっていました。
作業に集中したい方は前方の席、皆と談笑したい方は後部座席へ。
筆者は後部座席で参加者の方達と親睦を深めました。
まとめ
コワーキングバスは地方で働くことで地域貢献にも繋がり、様々な可能性を秘めた素晴らしいアイディアだと感じました。
バスの中での作業は車酔いという課題はありますが、適度の休憩をはさむなど対策を行うことで対処できそうです。
集中したいときは一人で作業を進め、ひと段落したら会話を楽しんだり、散歩をしたりして気分転換。メリハリのある働き方ができていました。
個人的には、このような日が1か月に1度ほどあるとモチベーションアップになり生産性も上がるのではないかと思います。
普段は関わることのない業種・分野の人達が集まることで、それぞれの特技を活かした新しい発想がどんどん生まれ、こうした働き方が当たり前となっていけば、世の中はさらに面白くなっていくと感じました。
色々な経験をされていて魅力あふれる方達と出会うことができ、良い意味で刺激的な一日となりました。
素敵なイベントを企画し、開催していただいたトゲルの小山社長を始めとするJTBや勝浦市の関係者の方々、参加者の方々、貴重な経験を本当にありがとうございました。
コワーキングバスURL
筆者プロフィール
- 元営業、現在はウェブサイト周りや販促物などデザインが関わるところを担当しています。フットワークの軽さだけで生きています。
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