クラウドERP「MA-EYES」に追加された2つの新機能のご紹介
先日、ビーブレイクシステムズが提供しているクラウドERP「MA-EYES」にLDAP認証、汎用分析の2つの機能が追加されました。
今回はその2つの新機能について、機能概要の説明や機能追加の背景を紹介します。
今年の7月にも新機能をご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。 クラウドERP「MA-EYES」に追加された4つの新機能を紹介します |
目次
1.LDAP認証機能
MA-EYESは以前よりSAML認証に対応しており、今回LDAP認証にも対応することとなりました。
■新機能概要
LDAPとは「Lightweight Directory Access Protocol」の略で、ネットワーク内の「ディレクトリサービス」の維持およびアクセスを行うよう設計された標準プロトコルのことを指します。具体的には、ユーザー名やパスワード、メールアドレスなど保存されているデータにアクセス、データを維持するアプリケーションプロトコルのことで、主に企業や組織でのユーザー認証やリソース管理などに使用されます。LDAPによって、データベースへの新しいファイルの入力、削除、検索、比較、変更などの操作が実行可能です。LDAPは、ログインアカウントの一元管理やプロファイルの取得、メールサーバーなどで利用されています。
また、LDAP認証では、ひとつのユーザーIDとパスワードでサインオンするだけで複数の様々なファイルにアクセスできるようになります(※シングルサインオン)。
※シングルサインオンとは 1度のログイン操作で複数のサービス等にログインができる仕組みのことです。複数のサービスにそれぞれIDやパスワードを入力しログインする必要がなくなるので、その分の手間が省けます。 また、簡単なパスワードや同じパスワードを利用せずに管理ができるため、セキュリティの強化にもつながります。MA-EYESのシングルサインオンについては「シングルサインオン」ソリューション をご覧ください。 |
LDAPとSAMLの違い
LDAP・・・ディレクトリサービスを提供するためのプロトコルで、ユーザーの認証情報やアクセス権限、組織内のリソースなどを格納するために使用されます。
SAML・・・異なるアプリケーションやサービスの間で認証情報を共有するための認証プロトコルで、第三者の認証局として機能し、ウェブシングルサインオン(Web SSO)のために設計されています。
LDAPを使ったシングルサインオン導入のメリット
LDAPは、多くのOSやWebサーバーでログインする時にユーザーIDとパスワードのチェックに使用されています。LDAPを使用することによってそれぞれログイン情報を入れることなく利用ができます。同じLDAPを連携すれば異なるサーバー間でもSSOシステムの利用ができます。具体的には、都度パスワードを入力する必要がなくなったり、第三者に情報を渡すことなくサインインが可能、パスワードを使いまわしたり、パスワードの流出が予防できるなどがよく言われるメリットです。
■機能追加の背景
MA-EYESをご利用のお客様の中で、いろいろな理由からシングルサインオンを要望されるケースは増えてきています。またシステム構成などはお客様によって様々です。お客様の置かれている状況やニーズ・要望に対し、できるだけ広く対応できるように、認証パターンを増やそうという考えに至り対応しています。
2.汎用分析機能
■新機能概要
プロジェクトに関する様々な項目の中から、自分が集計・分析したい項目を選択し、レポートに出力する機能です。検索条件の設定や、独自に追加した項目を利用することができます。
■機能追加の背景
以前からクラウドERP「MA-EYES」にはデータベースから直接データを抽出・出力する機能(汎用データ出力)があり、プログラミングの知識がある方には比較的簡単に必要なデータを抽出することができます。ただ、技術的なことが分からない方にはちょっと難しい機能でした。
本機能では、自分が確認したいプロジェクトの分析軸を選択することで簡単にレポートが出力できるようになりました。技術的に詳しい人に設定をお願いしなくても自分で設定できるので、いろいろな立場のユーザの方に活用していただける機能ではないかと考えています。
汎用分析機能については クラウドERP「MA-EYES」に新機能「汎用分析」が追加! や ニュースリリース「ビーブレイク、クラウドERP「MA-EYES」に『汎用分析』機能を追加」 でもご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
最後に
今回の新機能追加についても、お客様よりいただいたご要望を元に開発をしております。
「MA-EYES」ではこれからも、様々なお客様のご要望に応えられるように、機能の拡張などを実施してまいります。システム導入をご検討されている方や、導入して業務の改善を実施したいなどといったご要望がございましたら、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。
参考記事:クラウドERP「MA-EYES」に新機能「汎用分析」が追加! |
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筆者プロフィール
- 家電量販店でウィンドウショッピングするのが好きです。
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