会社でストレスをためないために。一人でもできる働き方改革
最近残業ばかりでつらい、朝起きるのがしんどい、などと悩むビジネスマンはとても多いと思います。ストレス社会の中で自分を守るためには、ストレスをためない働き方に変えていかなければなりません。
でも、どうしたらストレスをためないように働くことができるのでしょうか。
ここでは、ストレスが生じる原因やストレスをためないためにできることについて詳しくご説明します。
目次
会社においてストレスがたまってしまう主な理由4つ
ストレスをため続けると精神的に追い詰められて病気になることもあり、ひどい場合は仕事ができなくなり休職になるケースもあります。しかし、ストレスの原因を探ることで、対処方法を探ることができます。自分に当てはまることがないかチェックしてみてください。
仕事量の多さ
仕事のストレスがたまる原因としてよくあるのが、仕事量の多さです。仕事量が多すぎて時間内に終わらせることができず、残業が増えると帰る時間が遅くなります。そして、家に帰って体を休めたり、プライベートや家族との時間を楽しんだりする時間が減りストレスがたまります。また、一人で抱える仕事量が多いと精神的にプレッシャーとなり、ストレスになることもあります。
仕事での失敗や責任感の重さ
仕事での失敗が怖い、責任感が重く抱えきれないなどという仕事の重圧から、精神的なストレスを抱える人もいます。担当している仕事が自分には難しすぎる、失敗すると顧客からクレームが入ったり上司から叱責を受けたりする、仕事のノルマが厳しいなど、さまざまな要因があると思います。常にこのような精神的な重圧を受け続けると気づかないうちにストレスがたまり、最悪の場合うつ病を発症してしまうこともあります。
職場での人間関係
仕事のストレスとなるのは、仕事そのものによるストレスだけではありません。職場での人間関係の悪さから、体調に支障をきたすこともあります。職場の上司や同僚との関係が上手くいっていない、高圧的な態度を取られる、パワハラやセクハラ、いじめを受けるなど、人間関係が悪い職場では精神的に追い込まれてしまいます。職場の人間関係によるストレスで悩む人は多いのです。
通勤にかかる体力的負担
仕事のストレスとして意外と多いのが、通勤によるストレスです。通勤している人の中には、1時間や2時間もの時間をかけて毎日電車や車で会社に通っている人もいるでしょう。電車で通勤している人の中には、混んでいる電車の中で何時間も立ちっぱなしで通勤する人がほとんどだと思います。また、車で通勤している人は、渋滞の中イライラしながら運転していることでしょう。そんな毎日の通勤にかかる体力的負担は、積み重なると非常に大きいストレスになります。
おかしいと感じたら「セルフストレスチェック」を
仕事のストレスがたまっていても、最近少し疲れているかなと思う程度で自分では意外と気づかないものです。もし、体の調子がおかしいなと感じたら、セルフストレスチェックで自分の状態をチェックしてみることをおすすめします。セルフストレスチェックでは、「イライラすることが多い」「やる気が出ない」「朝起きるのが辛い」など、自分の状態に当てはまることをチェックしていくことでストレス度を確認できます。もし、仕事でストレスを感じているのであれば、定期的にチェックしてみてください。
少しの意識で対策できる! ストレスをためない働き方
ストレスを少しでも減らすためにはどうすれば良いのでしょうか? 実は意識を変えることでストレスをためない働き方をすることができます。ここでは、ストレスをためない働き方を具体的にご説明します。
一人で仕事を抱え込まず、周りに協力を求める
仕事量が多すぎる、仕事の重圧が重いなどのストレスを感じている人は、周りの協力を得ることでストレスを軽減することが可能です。そのためには、日頃から一人で仕事を抱え込まないように対処しておく必要があります。自分だけが担当している案件や自分しか認識していない問題などはないでしょうか。単にタスクを分担するだけでなく情報や知識の共有という意味でも、自分が抱えている案件や問題をオープンにしましょう。もしかしたら、周りの人たちはあなたの仕事量が多すぎることを全く認識していないかもしれません。あなたが抱えている仕事をオープンにすることで、周りの人も必要に応じてフォローしてくれるようになるでしょう。
無理のない計画を立てて取り組む
常に残業をしていて休む暇もないなどという働き方をしているのであれば、仕事の計画段階から見直す必要がありそうです。無理のない計画を立てるためには、まずは仕事のゴールを設定しましょう。ToDoリストを作成するなどタスクを目に見えるようにすることで、適切な業務量であることを確認することができます。そして、対応できる範囲を超えた仕事は、他の人に割り振ったり後回しにしたりして、無理のない計画を立ててください。
また、計画時には必ずバッファ(余裕)を設けましょう。余裕を持った計画を立てれば、無理なく仕事をこなすことができます。仕事量が多すぎる人は、自分の仕事の計画をあまり考えずにどんどん仕事を受けてしまうことが多いです。仕事の能力が高く、やろうと思えばできるため仕事を受けるという人もいるかもしれませんが、それでは負荷が集中し過ぎてしまいます。自分がこなすことができる仕事量いっぱいまで仕事を引き受けるのではなく、ある程度の余裕を持たせた計画を立てることで、仕事のストレスを少しでも軽減するようにしてください。
自分の中で捉え方を変えてみる
では、人間関係によるストレスを感じている人は、どうすれば良いのでしょうか。苦手な人が職場にいる場合は、自分の中での捉え方を変えることで、ストレスを感じないようにすることもできます。厳しい口調で怒鳴ってばかりの上司や嫌味たっぷりに話しかけてくる同僚など、苦手な人が職場にいるとストレスを感じるものです。上司に怒鳴られてしまったのは自分に悪いところがあったのだろう、嫌味を言われて嫌な気分だな、などと感じるのが普通です。
そんな時は、自分の中での捉え方を変えてみましょう。「上司が怒鳴るのはいつものことだから気にしない。自分は正しい仕事をしているから問題ない」などと考えてみるのです。または、「自分を育てたいと思い、熱心に指導してくれているのはありがたい」などと前向きに捉えるのも良いでしょう。また、嫌味を言ってくる同僚に対しては、「何か言っているな」と同僚のことをイモかカボチャだと思って気にしないのも良いかもしれません。何か適当な言い訳をしてその場からスッと離れるのも効果的です。苦手な人の存在をなくすことはできませんが、捉えようによっては、どうして自分はこの人がこんなに苦手なのかと内省するきっかけになり、それが自己成長へとつながります。是非視点を変える練習と思って試してみてください。
心配なことはすぐに相談する
仕事で心配なことがあれば、誰かに相談しましょう。問題自体は解決しなくても気持ちが軽くなり、ストレスを軽減することが可能です。もし、本当に解決を求めるなら、信頼できる上司や同僚などに相談してみましょう。この場合はただ愚痴を吐くのではなく、冷静に事実のみを伝えて解決方法を一緒に考えてもらいます。それでも解決しない場合は、人事部などの第三者に相談するという方法もあります。誰かに打ち明けるだけで心は軽くなるものです。
まとめ
仕事でのストレスから体を壊し休職せざるを得ない状況になることもあります。そうならないように、ストレスから身を守る方法を知っておきましょう。まずは、ストレスセルフチェックなどを利用して、自分の状況を確認します。そして、周りに協力を求める、無理のない計画を立てて仕事をする、苦手な人に対する捉え方を変える、誰かに相談するなどの対策を取ってください。普段からストレスをためにくくすることで、仕事のストレスを少しでも軽減するようにしましょう。
筆者プロフィール
- 新しい「働き方」やそれを支えるITツールにアンテナを張っています。面白い働き方を実践している人はぜひ教えてください!
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